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『ボビー・フィッシャーを探して』(1993) 2016.06.13

天才チェス少年の実話に基づく物語。何もかもが瑞々しいです。
以下では、作品の内容に一部触れています。

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この映画で印象的だったのは、少年の母親の姿です。
幼くして素質を開花させた息子の才能に着目するだけでなく、
チェスに魅せられた彼の純粋さを理解している。
そんな聡明な女性、思慮深い存在として描かれています。

誰であれ心からの理解者がいるというのは、とても心強いこと。
それが子供にとって最も身近な母親なら尚更であって、
必然的に観客までもが大きな安心感に包まれることに…。
母役のジョアン・アレン大好演です。ボーンシリーズも素晴らしい。

その点、少年の父親にせよチェスの先生にせよ、
本作に出てくる大人の男はいつしか勝ち負けに固執し、
あるいは自分が抱える心の傷を投影して少年を苦しめ、
母親のしなやかさとはまるで正反対な男の弱さを曝け出す…。
(※父親は息子を深く愛しているけれど、勝ち負けに振り回されて本質を見失います)

実際に女性が賢くて男がアホなだけとも思いませんが、
男を分からず屋として描き、女性には母性を担当させる(そのまんま)
という物語上の視点には類型化されたシックリ感がありますし、
現実的にもまあ一理あるような気がするという意味で、
男はやっぱりアホなのかもしれない。

心優しい少年は、トーナメントで相手を打ち負かすことに
やがて抵抗を感じ始めるのですが、これも少年自身の問題というよりは、
むしろ大人の歪んだ価値観の問題で、結局そういう大人たちの傷さえもが、
少年の深いチェス愛 - - というよりもチェスを超えた普遍愛 - - によって
癒されてゆくのです。

というわけでこの映画、少年の成長を描いているように見せかけた
大人たちの癒しのストーリーと解釈しています。
同じようなことを過去に何度か書きましたが、
典型的に私好みの物語パターンです。
何らかの形で子供が登場する映画ではこれが王道かな、
とひとつの雛形に想いを馳せ、少し楽しい気持ちになりました。



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