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電話帳 2016.06.14

天才チェス少年が主人公の『ボビー・フィッシャーを探して』感想つづき。
以下、作品の内容に一部触れています。

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この映画の序盤、少年と父親が初めてチェスをする場面が出てきます。息子を愛する父親も、彼が見よう見まねでチェスを覚えたという妻の言葉には半信半疑です。そして案の定と言いましょうか、少年も大好きな父親を打ち負かすにしのびなく、わざと負けてしまいます。しかし、我が子の心情を見抜いた母親の「遠慮しなくていいのよ」の一言で、彼もついに本気を出すことに。

手加減していた誰かが本気になる様子を映像で示すなら、どんな方法があるのでしょうか。彼はとうとう本気になったと森◯レオのナレーションを入れる? 葛藤の過程を擬人化して脳内会議のCGを作る? 決意に満ちた表情にクローズアップする? 今回使われていた小道具は、思いもしない「電話帳」でした。

少年はまだ体が小さいので、普通に座るとテーブルが高過ぎます。そこで父親は、座面に電話帳を載せて椅子を高くしてあげるのですが、今度は本気で、と言われて意を決した少年はその電話帳を取り払い、大人の椅子にチョコンと座り直します。父親と対等に向き合う意志を"投げ捨てた電話帳"に込めることで、作り手は彼の本気を見せたわけです。主人公が子供であることを完璧に生かした最高の描写だと思います。



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