still crazy after all these years

Home > スポンサー広告 > スポンサーサイトHome > 映画/ドラマ > 調和と均衡

information


新ブログに引越しました。

https://sunshinenocturnal.tumblr.com

- - - - - - - - - - - - - - -


Minuano「宵街」Available on iTunes

スポンサーサイト --.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

調和と均衡 2016.02.26

以下、映画『オデッセイ』の内容に触れています。

2016febmtnpstr.jpg

火星有人探査を題材にした、リドリー・スコットのSF映画。火星での任務中に事故死した宇宙飛行士マーク・ワトニーを残して、他のクルーは地球への帰路についたが、実は怪我を負いつつも生存していたマーク。そして彼がひとり挑む火星サバイバル。

古代の神話における火星(マーズ)は戦いの神であり、広義では男性性の象徴です。そこで気になるのは、マーズとマークのよく似た響き。もしやとググったら、マークという名の起源には、軍神マーズにその身を捧げるといった意味合いがあるとのこと。火星探査に赴く主人公に火星を讃える名前を付けた原作者も、その辺を踏まえているのかも(?)しれません。宇宙飛行士マークが火星マーズの過酷な環境と戦う風景から垣間みられる含意は、頭の天辺からつま先まで丸ごと火星的であり、男性的であるとも言えましょうか。

さて、ここから先はこじつけです。(ここまでもこじつけです。)

映画後半ではマークの救出ミッションが描かれます。火星から脱出して宇宙空間を漂うマークを船外活動で確保するのが、火星探査船のメリッサ船長(もちろん女性)。ここぞというクライマックスでマークを助け、手と手を取り合う役割を女性船長が担ったところに、男女の和合を思わせる穏やかなハーモニーが聞こえ、もしくは個人の中の男性性と女性性が調和するような安定的イメージが見えてきます。火星を舞台にして火星らしさ全開、男ぽっさ全開の含みで展開したこの映画の大団円にいかにも相応しく、ここで物語としての陰陽バランスが巧みに計られているという気がします。

マークという名前が火星とリンクしていたように、メリッサという名前にも女性を象徴する金星との繋がりがあったら、それこそバッチリなのにと思いましたが、残念ながらそういう事実はないようです。ただ、メリッサという名の原型になったニンフ(精霊)が神話に登場するそうで、ニンフは女性の姿形をしていますし、男性性の象徴であるマークを助ける女性性のシンボルとして作者が選んだ名前が、神話繋がりのこのメリッサなのだとしたら、なかなか美しいです。

更に、レモンバームというハーブの英語名が「メリッサ」だと言うことも分かりました。マークは植物学者として火星探査に参加しており、火星に取り残された彼は、肉体的にも精神的にも植物に救われることになります。マークにとって大切な存在として植物が描かれていることを考えると、彼を救った船長の名前が植物由来になっている事がとても興味深く思えます。

以上で深読みタイム終了です。

※ギリシャ神話とローマ神話をごっちゃにして書いています。また、神話絡みの部分には私の勘違いもありそうなので、話半分で聞いて下さい。


(続き・オデッセイの音楽について)



Comments

name
comment
comment form

Trackback

FC2Blog User

  1. Trackback
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。