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エデンの東 (1955) 2015.09.27

父子間、兄弟間、男女間、
それぞれに繰り広げられる
愛の行き違いと赦し。

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この古いポスターの作りだと、男女の愛を掘り下げる恋愛劇をどうしても想像してしまいますが、その方が客を呼べるという配給会社のあざとい(?)戦略でしょうか。実際は、もっとディープな意味での愛への渇望を題材にした、超重厚人間ドラマ。ジェームズ・ディーンの主演作をこれまで一本も観た事がなかったのですが(むしろ意識的に避けているところがありました)、愛に飢えるがゆえに屈折してしまったナイーブな若者像を体現する彼の芝居があまりに良過ぎて心臓ワシ掴み、いきなりファンになってしまいました。没後60年の今頃になって何言ってんだ感、我ながらどうしても拭えませんが、自分でも意味のよく分からない反感を感じる場所には、思いがけぬ共感の萌芽が潜んでいるんだなと、そういう事は取りあえず想いました。

それなりに入り組んだ人間関係を扱った映画であるにも関わらず、くどくどした説明描写がなく、筋運びにムダのないところも印象的でした。些細なセリフや小さなエピソードの積み重ねで、それぞれの人物像が詳らかにされていく様子が面白くて、スクリーンに完全釘付け。双子の兄と彼の恋人が歩いているところに、主人公(=弟)が合流する冒頭の雰囲気など、その短い場面で三人の人柄と暗黙の関係性が明示されるばかりでなく、更にはその後の関係変化までも予感させてしまうフシもあって、それはまあ最後まで観た後だから言えることかもしれませんが、とにかく万事がその調子で、クドい説明ナシに関係や状況を分からせる的確な描写力が凄まじいなあと。そう思いながら観ていました。(この文章がクドいです)

人と人との関係が行き詰まる最大の原因というのは、突き詰めていけば(ほぼ)必ず親子関係の不全に行き着くわけで、そういう視点に立つ限り、愛の物語のネタは尽きないのかもしれないと思いつつ、それにしてもこの映画(そもそも原作はスタインベックだそうですが)で織り成される人間模様も結末も、本当に見事としかいいようがないです。遅ればせながらスゴい映画に巡り逢ったものだと、ちょっとした感慨に耽ってしまうのでした。そして繰り返しになりますが、ジェームズ・ディーン本当に最高。



Comments

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Bill McCreary : URL

2015.10.12 Mon

すみません。もっと早くコメントしたかったのですが、旅で疲れてしまい、遅くなってしまいました。本日3つもコメントしてしまって申し訳ございません。

>超重厚人間ドラマ。ジェームズ・ディーンの主演作をこれまで一本も観た事がなかったのですが(むしろ意識的に避けているところがありました)

すみません。それものすごく意外でした(笑)。

>その短い場面で三人の人柄と暗黙の関係性が明示されるばかりでなく、更にはその後の関係変化までも予感させてしまうフシもあって

父親から金を断られて、そのあとアロンが大要アブラにもう近づくな、と言った直後に、キャルがお母さんに会いに行かないか、と話すシーンは、本当に何回観ても鬼気迫ります。

>そもそも原作はスタインベックだそうですが

こういうネタバレは良くありませんが、スタインベックの原作では、アロンは戦死して、母親は自殺するそうです。私も原作は未読ですので、今度読んでみようかなと思います。

ところでogatさんは、スタインベックといえば、『二十日鼠と人間』はお読みになったか、あるいは映画をご覧になりましたかね。私はゲイリー・シニーズの出た新しい映画は見ました。

ogat : URL

2015.10.12 Mon

>Bill McCrearyさん

長年続いてしまった喰わず嫌いです。
自分でもとっくに感づいてはいたんですよ(笑)

原作が愛読書だったりすると、映画バージョンに幻滅することもあるとは思いますが、
的を射た脚色を施した映画化版を観るのも、また楽しいものです。
そういえば「赤ひげ」も、原作をかなりいじっているそうですね。

二十日鼠と人間、未見です。
文学作品が原作だと、なんだか難しそうだと敬遠しがちで。
でも、その手の映画を観ては喜ぶというヘンな矛盾もあります。
監督もゲイリー・シニーズだったんですね。
90年代は、観る映画、観る映画に彼が出ていたのを思い出します。
すみません、脱線してしまいました。

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