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メリー・ポピンズ(1964) 2015.08.29

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中学生の時に映画雑誌のエッセイを読んだのが、メリー・ポピンズのことを意識した最初の瞬間でした。(確かマッハ文朱が、オープニングのピンク色の雲について書いていました。)その後、ハタチ過ぎてやっと本編を観るチャンスが訪れた時はうれしかったものです。

今回が何度目が分からないくらい繰り返し観ていますが、この映画、一見すると家庭教師と子供達の心温まる交流を描いているようで実はそうではないというのが、遅過ぎた新発見でした。思うに裏主人公は子供達の父親であって、彼が規律と束縛から解放されてカタルシスを得るというのが、軽快な歌やダンスの背後に隠されたメインテーマではないでしょうか。

家庭教師ジュリー・アンドリュースが大好演なのはいわずもがなとして、狂言回し的な存在として物語を転がす大道芸人役のディック・ヴァン・ダイクの存在意義がまた素晴らしい。この二人の間にウェットなロマンス要素がまったく感じられない作りになっているのも個人的にすごく好きで、だからこそ(?)全編に流れるクールな雰囲気がとても気に入っています。ラストで去って行くメリー・ポピンズと子供達のしんみりお別れ場面がないのも、これまたクール過ぎてしびれますし、だからと言って彼女が冷淡というわけではなく、ただ感情を隠しているだけというさりげない描写もあって、無表情だけれど実は温かいよという仄かな含みに、またまたしびれてしまうわけです。

挿入歌は名曲揃いですが(特にチム・チム・チェリーの切なさと来たら!)、ミュージカル場面にやや冗長な部分があるのが惜しいところで、もう少しだけ全体のサイズがコンパクトだったら、同じジュリー・アンドリュース主演の『サウンド・オブ・ミュージック』並みに愛される20世紀ミュージカルの金字塔になっていたんじゃないかとも思うのですが、それを差し引いても楽しい映画です。そういえば、本作で有名になった長い長い英単語"supercalifragilisticexpialidocious"、やっとソラで言えるようになりました。



Comments

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Bill McCreary : URL

2015.09.03 Thu

>思うに裏主人公は子供達の父親であって、彼が規律と束縛から解放されてカタルシスを得るというのが、軽快な歌やダンスの背後に隠されたメインテーマではないでしょうか。

そうお考えになりますか。私も同感です。ちょうど女性参政権運動に熱心に活動する奥さんのエピソードもまさにこのつながりでしょうね。

>ディック・ヴァン・ダイクの存在意義がまた素晴らしい。

彼の演技は、脇役(この映画では、副主人公くらいの格ですかね)の演技はこうあるべきだくらいのレベルだなと思いました。私は、頭取の親を彼が演じていることを最初知らなかったんですが、あれもすごいなと思います。彼が「チキ・チキ・バン・バン」の主人公を演じたのも、この流れですからね。

全くの余談ですが、「チキ・チキ・バン・バン」には2種類の日本語吹き替えがありまして、佐々木功のもいいですが、広岡太一郎と武藤礼子や富永みーなが出ているTBSのバージョンも聞きたいですねえ。たぶん私観たことはあるんですが・・・。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%B3

あ、それからこれ前もコメントしましたが、風に飛ばされる家庭教師応募の女性たちは災難ですよね(笑)。

ogat : URL

2015.09.04 Fri

>Bill McCreary さん

ディック・ヴァン・ダイクがあの爺さんだったことは、
私も数年前に初めて気付きました笑
しかも、気付いたことをその後忘れてしまい、
今回も改めてびっくりしておりました。
あれ、メイクも演技もすごいですね。

チキ・チキ・バン・バンのテレビ放映は幾度もあったようですが、
不思議と一度も目にする機会がなく、吹き替え版は未見なのです。
広岡太一郎の吹き替え、面白そうですね。二枚目路線と三枚目路線が
どの程度の配分なのか気になります。

家庭教師候補が飛ばされるシーン、
彼女たちがフワフワと舞い上がる光景がなかなか美しくて
いつも見入ってしまいます。家の前の通りの
緩やかなカーブの具合が絶妙で、あの通りを大勢の煙突掃除人が
側転しながら去って行くシーンも好きです。

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