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バリー・リンドン (1975) 2015.08.20

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都内でスタンリー・キューブリック特集をやっていたので、いそいそ足を運びました。まずは18世紀のヨーロッパを舞台にした『バリー・リンドン』。アイルランドの農民レドモンド・バリーが、いかにして貴族の地位を手に入れ、そして転落したかを描いた伝記調作品。ヨーロッパを舞台にした非・現代劇にやや苦手意識があるのと、何しろ長い(185分)のとで、今まで避けてきましたが、ついに観ることができました。(長い映画を観ると、いつも同じような事を言っている気がする)

ロウソクの灯りだけで撮ったことで有名な室内シーンを筆頭に、どこを切っても映像が美しい金太郎飴。バロックを主体にした背景音楽も素晴らしくて、とりわけオープニングで流れるヘンデルの重厚さは、『時計じかけのオレンジ』冒頭のヘンリー・パーセルにもよく似た冥府の手招き。そして、己の本能と衝動に忠実な主人公のキャラクターがとても良い。妙に応援したい気持ちになります(笑) 実際、彼の純粋(?)なキャラは、物語上の大きな推進力だったと思います。←必ずしも共感するばかりの人物ではないのですが、醜悪な部分も含めて、彼はごく普通の人間でした。

過剰な盛り上げ演出もこれ見よがしの仕掛けもなく、主人公の出世から没落までを時系列で延々と映し出しているだけなのに、なぜだか面白くて目が離せないという、とても不思議な映画でした。三時間の長さもまったく感じさせません。ただ風景を映しているだけでも、観ている者を強烈に引き込む力強さがあります。そうやって全編に漲る画のパワフルさが何に起因しているのか、私の理解レベルではよく分からないのですが、安直を承知で言えば、これがキューブリックの神通力なのでしょうか?? 

ただし、あまりにも淡々とした作品なので、DVD等でこじんまりと自宅鑑賞していたら、ここまで面白さを感じる事はなかったでしょうし、確実に寝ていたと思います。(長尺の映画と文字の多い本を見ると、すぐ寝てしまうので。)そういう意味では、映画館で観る機会が訪れるまで温存しておいて正解だったのかも!?

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