still crazy after all these years

Home > スポンサー広告 > スポンサーサイトHome > 映画/ドラマ > 宮本信子でありながら、宮本信子から遥かに遠い

information


新ブログに引越しました。

https://sunshinenocturnal.tumblr.com

- - - - - - - - - - - - - - -


Minuano「宵街」Available on iTunes

スポンサーサイト --.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

宮本信子でありながら、宮本信子から遥かに遠い 2015.05.18

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

このボブヘアのカツラは(中略)
強さ、男の子っぽさ、の印象をもたらしながら
女っぽさをも引き出し、人工的な美しさとともに、
なりふり構わぬ醜さを共存させて実に楽しい髪型だ。
(中略)このような冴えが誰かの腕を通じて現場を訪れる日が、
映画にとっての佳き日なのだ。(マルサの女日記/伊丹十三)


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

宮本信子演じる『マルサの女』主人公、
チビでブスの板倉亮子の造形がひとつの方向に
定まった日に、監督が書いた日記です。


映画の登場人物が身につけるネクタイでも下着でも、
あるいは査察官が張り込む路地でも情婦の部屋でも、
「なんとなく」選ばれた小道具やロケ地など何ひとつなく、
すべてに何かの意図が込められているわけで、

そういうさまざまな映画的思惑が記録されているから
この製作日記を紐解くのが楽しいというのは勿論ありますが、

それより何より、映画が肉付けされて行く過程で
自身が何かを発見し驚嘆し、感銘を受けているという
伊丹十三の心模様を眺めること自体がまず面白い。

作者本人の心が動いている様子が、
映画本編と同じくらいに感動的だったりします。



2015maymrsmkupft.jpg

カツラを着用した姿は
宮本信子でありながら、宮本信子から遥かに遠く、
しかしそれは彼女のどこかに根ざしている

ということも書かれています。右ページの写真は
ボブ案が出る前に有力候補だったパーマ案だそうですが、
今となってはパーマに銀ブチ眼鏡の板倉亮子なんて
想像もつきません。



Comments

name
comment
comment form

Trackback

FC2Blog User

  1. Trackback
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。