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バードマン(その2) 2015.05.13

二回に分けるほどの内容でもないのですが、
バードマン感想の続きです。映画の話というよりも、
音楽を担当したドラマー、アントニオ・サンチェスの話。


今年の一月。
アントニオ・サンチェスのリーダー・アルバムに
急に興味が湧き、二枚立て続けに聴いていました。

パット・メセニー・グループを想わせるような
ドラマティックな曲想のオリジナル曲から、
重鎮を迎え撃ったシリアスなトリオ・フォーマットまで
いろいろ楽しめたので、そのまま彼の公式サイトに
アクセスしてみたら、トップページに
「ゴールデングローブ賞にノミネートされました」の文字が。

???これって映画の賞だよね???と思いながら
ゴールデングローブのオフィシャルサイトに飛んだら、
蒼々たる映画人と並んでサンチェスの名前がありました。
(結果、惜しくも受賞は逃しました)

よくよく読むと、同じメキシコ出身の映画監督、
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの新作の
サウンドトラックをサンチェスが担当したとのこと。
マイケル・キートン、エドワード・ノートン、ナオミ・ワッツ出演。

思わぬところで新作映画の予備知識を得てしまったのですが、
とにかく、どんな音楽なのか早速調べてみたわけです。
で、サントラの試聴をして二度ビックリ。

サンチェスは作曲もするので、普通に「映画音楽」を
担当しているのだろうと思っていたら、
なんと彼が演奏しているのは全編ドラムのみ。
まるまるドラムだけで作られたサントラでした。
(他にも、既存のクラシック曲が使われています)

おそらく監督に口頭で指示をもらって
即興演奏していると思われますが、
これが想像以上にハマっていて感激でした。

例えば主人公が通路をズンズン歩く時は
ドラムは比較的淡々とパルスを刻むし、
彼が激しく怒り狂う時は
タム高速連打の嵐とクラッシュの一撃。

こうして文字にしてしまうと、
これでサントラが成り立つのかなと思いますが、
ものすごく成り立っていました。

CDやライブで普段聴いているサンチェスの演奏は
緻密で複雑な手足パターンの組合せが印象的で、
よくコントロールされた知性的なものと感じますが、
この映画の登場人物は誰も彼もとにかく混乱しており、
それに合せたであろうサンチェスのドラミングも、
理知や才気より、本能や衝動の顕われを
強く思わせるものでした。



打楽器を題材にしたような映画は別にして、
一般の長編映画でドラムだけを使ったサントラというのは
まずほとんど類を見ないだろうと思いますし、
長回し風の作りといい、このドラム・サントラといい、
バードマンはつくづくユニークな作品だと思います。
こういう些細なところに"凝った"映画に、妙に魅かれます。


n

↑ポスターの文字列と同じ字体で出て来る
映画冒頭のクレジットも、ドラムの音に合せた
キネティックタイポ風の仕上がりになっていて、
そこもまたカッコ良かったです。



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