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マルサの女日記 2015.04.24


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いかに査察官が国家権力を背負っているにせよ、
相手は海千山千の経営者ですよ。(中略)
そういう連中を相手にして一歩も譲らずにですね、
逆に相手を屈服せしめて、相手の命から二番目に大事な
隠し所得を吐き出させるという職業なんだからね、
査察官というのは、相当な知性と大変な人間的迫力の
持ち主でなきゃできない仕事なんだなと思ったわけです。

(伊丹十三『マルサの女日記』より)

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映画『マルサの女』の製作日記がさっき届きました。

冒頭の序文的な対談を読んでみると、
伊丹十三監督の友人の親がパチンコ屋で、
実際に査察を受けたことがあるのだそうです。

カネを隠した親御さんはとても辛抱強く(?)、
その後の取り調べを半年以上耐え抜いたが、
◯◯さん、もうこの辺でやめにしようよという
査察官のふとした言葉で、ついにオチたとのこと。
窓の外に落ちて行く夕陽を二人で眺めながら。

その辺のやり取りは、『マルサの女』の夕暮れ時の
しんみりシーンにそのまま反映されています。
この場面、知恵と知恵がぶつかり合う脱税絡みの物語にしては
やや情緒的に思えたので、てっきりフィクションだと
私は信じていましたが、なんと実話だったわけです。
まさに、査察官の人間的迫力の賜物。


本来は税金を取る側を敵視しがちな一般の観客が、
もっと取れもっと取れ、といつの間にか
徴収する側に肩入れしてしまうような映画の作りも、

あれ、オレどっちを応援してるんだ?!
という気持ちの混乱を狙っているそうで、
そういう意図を聞かされると二度面白いです。

どうして女性を主人公にしたんですか?
という編集者の質問には、
女房(宮本信子)を主演させるためです。
だそうで、そりゃそうだなと思いました。


2015aprmrsdry.jpg

製作日記とシナリオが掲載されて
400ページ以上の大ボリューム。



(追記)
「まったく知らない世界のことなので、
取材しないと一行も(セリフが)書けない」(監督談)
とのことで、上に例示した夕暮れ場面だけでなく、
劇中のあらゆる会話や状況が、マルサOBや税務関係者に
取材した実際のエピソードに基づいているようです。



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