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羅生門 (1950) 2015.01.15

こんなもの見せられたら、
そりゃ世界もたまげるでしょう!
というような、ものすごい作品でした。

イングマール・ベルイマンが
黒澤の影響を受けたとはよく聞きますが、
こういう表現をしたかったのか、と感じます。

薮の中で起こった男女三人の出来事と、
それを目撃する男。
四人がそれぞれに語る真相がまるで異なって、
人の心がさっぱり分からない。
戦よりも盗賊よりも、飢饉よりも疫病よりも、
人というものが恐ろしい。そんなお話。

生きている人間の方がオバケよりよっぽどコワい、
などと申しますが、まさにそのコワい部分を
グリグリ抉り出すかのよう。


これは映画の主旨とは
必ずしも繋がらないかもしれませんけれど、

客観的に認識できる唯一の真実などどこにもなく、
自分で自分に植え付けて来た価値観と思い込みという
色眼鏡を通して、一人一人がまったく違う人生物語を
体験している。そういう事を想いました。
特に誰かが嘘吐きなわけでもなく、
特に誰かが正直者なわけでもなく。


白黒映像の美しさにも目を奪われました。

木漏れ日の揺れが表す微風のひと吹きとか、
輝くせせらぎの畔に佇む白馬と女とか、
茂みを分けて駆け抜ける疾走感とか、
奉行所の整然たる中庭で死者の言葉を語る、
不気味な巫女の衣が強風で棚引く様子とか。

生々しい心を剥き出しにした、
鬼の形相さえもが美しい。


豪雨、雨上がり、赤子などの暗喩の用い方も正攻法で、
硬いテーマを匂わせながら、ズバリ明快で面白い映画でした。


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Comments

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Hartland : URL

2015.01.28 Wed

ご無沙汰をしております。
私の好きな黒澤作品Best3に入りますね。ま、七人の侍は置いといて、羅生門、椿三十郎、そして天国と地獄ですかね。

ところで先日放映された渡辺貞夫100年インタビュー見ました?

ogat : URL

2015.01.29 Thu

>Hartlandさん

こちらこそご無沙汰しております。「椿三十郎」は未見ですが、「天国と地獄」は好きです。「七人の侍」もそろそろまた見直したいです。三船の、パっとみ豪快で実は繊細という演技が好きです。「羅生門」にも似たような趣きがありました。100年インタビューは未見です。(放送されたこともしらなかった、、、)面白いもので、今朝80年代のアルバム聴いていましたよ、このタイミングで。普段からよく聴いているわけでもないのですが。。。

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