Takero Ogata名義で1999年の年の瀬に発表した私の1stアルバム、"Quiet Will"。これまでは再発盤のジャケットにリニューアルされたタイトルを付けて配信されていましたが、オリジナルのジャケット、オリジナル・タイトルに戻った形で、改めて配信開始の運びとなりました。以下リンク先、iTunes Storeにて試聴できます。
http://itunes.apple.com/album/quiet-will/id329144698完結した録音物として自分が最初に作った作品であり、何かと思い入れもありますので、このアルバムを作る事になった背景を時系列で思い出してみようと思います。自分の懐古趣味を満足させる意味も含めて。長くなると思いますが、興味ある方は是非お読み頂ければうれしいです。
-----------
●90年代初頭、一般にクラブジャズと呼ばれる音楽が一部でブームになりました。もうほぼ20年前…。例えばハービー・ハンコックの「処女航海」のイントロをサンプリングしてレアグルーブ的なドラムを重ねたトラックをクラブで聴いた時、JAZZ好きだった私はめちゃくちゃ感動しました。ああ、ついにこういう音楽が時代の流れに乗り、世間一般でも陽の目をみつつあるのかと。(後にこれは私の勘違いだったことが分かりました笑)「ジャズ」という、往々にして難解と捉えられがちな音楽のエッセンスを抽出して分かり易く提示するスタイルに、ある種の共感を覚えたのです。(今思えば、こういったトラックには著作権的な意味での合法性は全くなかったのでしょうし、ブームとは言え、あくまでもアンダーグラウンドでの話ではありました。)
●その流れと同期するように、1994~1995年には関西で活動する某クラブジャズ系ユニットにパーカッションで参加することになりました。今思えば二年という短い期間でしたが、結果的にその後の自分の方向性を変える大きなキッカケになりました。ひとつは、クラブジャズ的な音楽を展開する中にも、打ち込みではなくて生演奏主体で作る事ができるんだと気付かされた点において。(当時はそういうクラブジャズは極めて希少でした。)もうひとつは、レコードのサンプリングではなく、バンドメンバーの生演奏をループさせるという方法論において。そしてもうひとつ。単なるいちプレイヤーとしてライブ活動や他の方々のサポート活動を行うのではなく、自分自身の音楽作品(録音物)を作って行きたいという気持ちを呼び起こされた事において。
●既存のクラブジャズで物足りないと思ったのは、当時(90年代中頃)の多くの作品が、あくまでレコードのフレーズをサンプリングしてそれを組み合わせるのに終始していた事。(別に全部が全部じゃないですし、勿論そういう音楽の中にも好きな物は沢山ありました。)いわばDJ的な視点で構築されたサウンドが主体だったと思うのですが、私が関わった上記ユニットはミュージシャン(楽器奏者)で構成されており、「演奏」を土台にしてクラブジャズ(的な音楽)を創造していくというスタンスが、同じく「人間が演奏する」という事にこだわっていた自分の感覚とピッタリとマッチした訳です。
●その後、1996年に国内某楽器メーカーから安価なハードディスク・レコーダーが発売されて話題になりましたが、このテクノロジー進歩(?)がまたまた私を後押ししてくれました。当時は、現在の様なPCベースのレコーディングシステムは普及しておらず、しかしハードディスク・レコーダーもまだまだ高価な物でした。だからこそ、価格的にも操作性という意味でも手軽に扱えるサンプリング主体の音楽が幅を利かせていたのだと思いますが、そのハードディスクでのレコーディング環境を、ついに私も入手することができたのです。

懐かしのHDレコーダー。確かHD容量は500MBとか、その程度だったかと記憶しています。それでも、当時の私には夢の様な録音装置でした。
●ハードディスクレコーダーを購入してまず最初にやったのは、スタジオにレコーダーを持ちこんで自分で叩くドラムを録音し、それをループさせるという事。これには滅茶苦茶感動しましたし、これまで味わったことのない新鮮味を感じました。この感動がアルバム一枚を仕上げる原動力になったわけです。(とはいっても、この時には既にループという手法はやや時代遅れになりつつあったはず。でもそんな世間の動向は一切お構いなしというか全く気付いていないのが、私の大物たる所以。)
●こうして、思った事を自由に表現できる制作環境を手に入れた事で、それまでプレイヤー指向が強かった私が、録音物を制作して発表するという、いわばアーティスト指向に方向転換し始めたことになります。ちなみに、自分で自分の事を「アーティスト」と呼ぶ文化は好きではないのですが、あくまで説明上の方便という事でご理解を。
●リリース当時の音楽雑誌などにちょこちょこ掲載されたレビューでもそうでしたが、"Quiet Will"は打ち込み音楽と誤解されることが多いです。(別に誤解されようが、楽しく聴いてもらえればなんでもいいのですが。)しかし実際は、一曲を除いて打ち込みは使用しておらず、同じフレーズの繰り返しでも律儀に人力で演奏しています。「ループ」も打ち込みの一種だと言われればそうかもしれませんが、既存レコードのサンプリングを用いるのではなくて自分の演奏をループさせているので、個人的にはこれ、オレの生演奏だよという感覚です。
●とにかく、DJ視点とは一線を画してミュージシャンサイドからのクラブジャズを提示したい、という気持ちが根底にあったので、とことん人力演奏にこだわって作りましたが、その拘りが、後述する様な「既存クラブジャズ・サウンドとの乖離」を生んでいたのかもしれません。それに、聴き手の立場になれば、正直どうでもいいことなんですけれどもね、打ち込みだろうが手弾きだろうが。音さえ面白ければいいわけで。
●"Quiet Will"のサウンドは本当にシンプル。コード進行も構成も、極力シンプルでクールな状態に留めることをまず目指していましたし、なにしろレコーダーが8トラックしかないので、あまり沢山の音は重ねられない状況でした。それでも、そういった制約の中である種の抑制美を提示できたとも思いますし、逆に制約があったからこそ、それを最大限生かす知恵を絞れたのかもしれません。仮に今同じ録音環境で同じ作風のモノを作れと言われても、ちょっと難しいような気がします。ちなみに、"Quiet Will"の制作期間は1996年から1999年まで。意外と時間をかけてます。
●自分では、90年代のクラブジャズ的作風ストライクど真ん中を狙って作ったつもりでいましたが、結果的に全くそういうサウンドには仕上がっていないところがかなりウケます。我ながら。こと自分に関しては、全く客観性を発揮できない人間なのです。それに、元々クラブに通う習慣がないのだからそうなって当たり前ですよね。クラブという場所の意味合いや存在意義を全然分かっていなかったのですから。手法的にはクラブミュージックのアイディアを用いてはいるけれども、思想的にはクラブとは縁もゆかりもない人間なので、そういう音楽が出来上がるのも当然です。ただ、作品全体を支配するムードの中に良い意味での自分らしさが充満しているなとは今でも思います。これは、音楽的な完成度の高さとはまた別の次元の話ではありますが。
●いずれにせよ中途半端に時代に迎合しない(できていない)音になった事は、今となってみればかえって良かったのかもしれません。ジャンル的にはラウンジ、チルアウト、イージーリスニング等々の用語がある程度はフィットすると思うものの、この音楽を正確に表現するジャンル名、自分でもいまだによく分かりません。
●最近の私の音楽指向は、当時のそれとはかなり違う所に来ています。特に、今メインの活動基盤にしているMinuanoのアルバムを聴いて気に入ってくださった方々は、Quiet WillとMinuanoのサウンドの違いに驚かれると思います。両者の間に相通じるものがあるのかないのか、自分ではサッパリ分からないのですが(多分ほとんどないと思います)、興味がある方はぜひ確かめてみてください。
●結論。作品としての出来映えはさておき、良くも悪くも当時の自分が思ったり感じたりしていたありのままを収めた記録物として、大きな愛着を感じるアルバムです。何よりも自分の手で試行錯誤を重ねながら最初に作った作品でもありますし、こうして形にできた事が連鎖的に後の作品群の制作機会に繋がり、ひいては現在の活動にも繋がっていると思うと、やはりこのアルバムを作る事なしに今の自分、そして今やっている音楽はあり得なかったと思うわけです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ギリギリの告知ですみません。7/24日曜、ベースの椎名達人さんの
リーダーセッションに参加します。「ビートルズやらコルトレーンやら
メセニーやらオールディーズやらを、ジャジーでブルージーでグルービーで
フリーな音楽を作り上げて行きたい、絶対面白いと思うので是非
いらしてください」(椎名さん談)とのこと。LampやMinuanoの
ライブ以外では、個人的にものすごく久々のライブ参加になります。
2011/7/24(日) @西荻clopclop
http://www.clopclop.jp/椎名達人(b)
Minuanoのアルバムでも弾きまくってもらっている超絶ベーシスト。
小野アイカ(g) from 小野アイカバンド 等
現在日本で最も注目に値する女流エレクトリックギタリスト
尾方伯郎(perc)from Minuano
Lampの榊原香保里(vo)とのプロジェクトMinuanoを主宰
パーカッショニスト、作編曲者。
福島紀明(dr)from もういろいろなバンド
¥2000+オーダー オープン19:00 スタート20:00
(文章は椎名さんのブログから借用、加筆しました)

2005年にTakero Ogata名義で発表したラウンジ系~
エレクトリカ系のアルバム、"Texture"(テクスチュール、
と読みます)がiTunes Storeに並びました。
ラウンジとかエレクトリカとか、言葉ではなかなか内容が的確に
伝わりにくいかと思いますが、ジャズっぽい環境音楽の様な感じかな。
以下リンク先で試聴もできます。
http://itunes.apple.com/us/album/texture/id438877663"Texture"は、ソロ名義で作ったアルバムとしては三枚目に
当たります。一枚目、二枚目では、なるべくコードを
動かさない様にして極力ワンコード、ツーコードに留めつつ、
曲重視よりもサウンド重視、そしてリズム重視で作っていましたが、
この三枚目には、以前に比べると幾分かは曲らしい曲も投入されています。
その背景には、単純にワンコードでトラックを作る事に飽きて来た、
という理由もありますし、優れたサポートミュージシャンの参加を得て、
曲作りの自由度が増して来た事も関係していると思います。
そうやって作曲面で多少の工夫をするようになった行き先に、
現在やっているユニット、Minuano(ミヌアノ)の音楽が
ある訳ですから、振り返ってみれば、"Texture"は今に至る
過渡期の作品、ということになるかもしれません。もちろん
制作当時はこれが過渡期だなんて考えてもいませんでしたし、
今現在作っている音楽も、後になって顧みればやっぱり
過渡期の音楽になるのでしょうけれど。
"Texture"には、フランス人ボーカルのナジャをフィーチャーした
仏語歌詞のボーカルナンバーを二曲収録しています。うち一曲は、
後に日本語歌詞を付け直し、Minuano名義で「ペーパームーン」として
発表した曲の原曲です。「ペーパームーン」を聴かれている方は、
聞き比べも面白いかと思います。
また、榊原香保里さんにもほーんの僅か(レコーディングに要した
時間で言うと30分くらいだったと思いますが)コーラスで参加して
もらっています。このアルバム、Minuanoとしての活動が始まる以前の、
香保里さんとの初コラボレーションでもあるのでした。
台湾のラウンジ?エレクトロ系レーベル、Hinoteから先頃リリースされた
フレンチポップのコンプレーションに、Takero Ogata名義で2004年に
出したラウンジ系アルバム"Texture"(テクスチュール)から二曲が
収録されました。いずれも、ボーカルのNadjaがフランス語で歌っています。
こちらが公式サイトの商品説明ページ。リンク先で試聴可。
私の事は「日本弛放製作好手」と紹介されています。
中国語(?)なんて全く分からない訳ですが、同じ漢字を
使用する日本民族の言語感覚で推測すると
「
ユルい音楽を作る日本の製作者です」
みたいな感じでしょうか。
ちなみに、今回コンピに入った中の一曲は、日本語歌詞をつけて
更にリハーモナイズも施し、「ペーパームーン」という曲名で、
Minuano名義の最新作『ある春の恋人』に収録しています。
2009年6月にQuiet Will名義でリリースされた私のインスト作品
"Night Reverb"、iTunes Storeで配信開始となりました。
こちらをクリックすると、ストアに飛びます。各30秒と短いですが試聴も可。
一曲200円で個別に買う事もできますし、まとめればCDで買うより
おトクです。生活用品じゃないんだから、「安いなら買っておこう」
という性質のものではないでしょうけれど。
元々は1999年に発表した1stアルバムなので、10年越しでようやく
配信リリースに至ったことになります。当時はまだCDが主流で、データでの
販売は普及していなかった。もちろん、iTunes Storeもありませんでした。
内容は?と訊かれると、なかなか明確なジャンル分けがしにくいのですが、
ラウンジ?イージーリスニング?nu-jazz?down tempoといった
ニュアンスの説明が適切かと思います。
以下myspaceで、三曲ほどフル試聴できます。Nujabes氏監修のコンピ、
"Modal Soul Classics"にも提供した"Omnipresence"という曲が一番人気。
http://www.myspace.com/quietwillどうぞよろしくお願いします。
CDでも売ってます↓
アルバム"Night Reverb"のラスト、八曲目は"Night Garden"です。
この曲、元々は"Quiet Will"というタイトルだったのですが、
今回アルバム名義がQuiet Willに変更されたのに伴い、
"Night Garden"に改題となりました。
本アルバムの中でも最初に作られた曲で、確か1993年か
1994年の作だと思います。当時よく行っていたパーカッション
デュオのライブの時に、唐突にピアニカを取り出して、この曲を
吹いていました。パーカッションよりもウケが良かったりして。
(喜ぶべきか悲しむべきか)
トラックとして完成させたバージョンの曲調は、ボサ風味の映画サントラ的な
イージーリスニングジャズ、という感じでしょうか? 当時はあまり良い
音源を持っていなかったので、キーボードの音がややチープなのが
悔やまれるところですが、思い入れのある曲を、当時としてはほぼ、
思い描いた通りの形にすることが出来ました。(今だったら、もっと違う
形でやれると思いますが、それも含めて、昔の自分の足跡ということで。)
以上で、全八曲の解説終わり。CDお求め下さった方は、是非観賞のお供に。
まだNight Reverbを聴かれていない方は、是非
ココで試聴してみてください。
三曲を聴けます。
お読み頂き、どうもありがとうございました。
前回の「楽曲解説その7」は
こちらでどうぞ。
http://www.photofunia.com/
アルバム"Night Reverb"の七曲目は、"Omnipresence"です。
"Omnipresence"は、
こちらで試聴できます。
"Omnipresence"とは、「遍在」の意。路傍の石にも道端の野草にも、
宇宙のあらゆる部分に神が宿っている、という主旨の曲名です。
ちなみに、石ころの中に本当に神様がいるかどうかは知りません。
CDを聴かれた方の話を総合し、またコンピレーション等への引き合いなどを
考えると、本アルバム中では、この曲が一番人気の様子。また、
Nujabes氏監修の人気コンピレーションに収録された事により、
国境を超えて幅広く聴かれているようで、氏には感謝しています。
本来そういう意図は明確に持ってはいなかったのですが、自分で叩いて
サンプリングしたドラムのパターンが、いい感じにレアグルーブっぽい
雰囲気になっているとのことで、そこに人気の秘密があるらしい。
そういったテイストへの憧憬は確かに自分の中にありましたので、
このサウンドが単なる偶然の結果であるとは言わず、ここはあくまで
自分の手柄ということにしておきましょう。
本アルバムは自分一人だけで演奏しているトラックが多い中、
"Omnipresence"は数少ないギタリスト参加曲のひとつ。山口で
ギタリスト/書道家として活動しているSALONDORANJUさんに
弾いてもらっています。後半、コンガソロの脇で聞こえるギターソロは
アコースティックギターにワウをかけた物です。
ちなみに氏には、次回のMinuano新作のレコーディングに、
久々に参加してもらう予定。
この続き、「楽曲解説その8」は
こちらで、
前回の「楽曲解説その6」は
こちらでどうぞ。
http://www.photofunia.com/
アルバム"Night Reverb"の五曲目は、
"Memory Of The Future"です。
元々は、前回書いたボツ曲のコンガ・アンサンブルにつけた
タイトルでしたが、そちらの曲が未収録になり、こちらに題名を
流用しました。気に入っていたので。
この曲は、アルバム中で唯一、生ドラムのループを
用いずに、打ち込みのドラムパターンを使用しています。
ドラムループも打ち込みの様な物なのかもしれませんが、個人的な
思い込みによる線引きとしては、「ループの使用は一応は生音の範囲内」
という解釈をしています。基本的には、生音の組合せが好きですし、
打ち込みは、単純に面倒くさいので多用しません。打ち込みでセンスの
良いトラックを作れる人は、素直にスゴイなと尊敬してしまいます。
その一方で、"Memory Of The Future"では、プログラミングされた
ドラムがなかなか効果的だと思います。これを生ドラムでやったら、
こういう雰囲気にはならない訳で、やはりポリシー云々よりも、
状況状況による使い分けが望ましいという事かもしれません。
もう少し自分に根気があれば、打ち込みも
もっと上手になるのでしょうが…。
この続き、「楽曲解説その6」は
こちらで、
前回の「楽曲解説その4」は
こちらでどうぞ。
http://www.photofunia.com/
アルバム"Night Reverb"の三曲目は、"Where is She?"。
この曲は、ドラムループの上に更に重ねた、ブラシで叩くスネアの
醸し出すムードに触発されて作られています。
本アルバム収録作はどれもそうですが、この曲も音数がとても
少ない。展開部など、普通ならエレピのソロでも乗りそうな
雰囲気ですが、ここで聞こえて来るのは伴奏だけ、そんな風情。
その隙間だらけの空間が、むしろ心地よく感じられます。
今の自分なら絶対にこういう作りにはしないと思うので、当時の
機材的な制約、あるいは発想のシンプルさ故に生まれたこういう
サウンドには、逆に色々と感じるものがあります。
知識や技術や想像力に欠けている時でも(むしろ欠けていた
からこそ)実現できた過去の音世界には、色々教えられています。
未来からやって来た自分から示唆をもらうのなら分かりますが、
過去の自分に啓発されるとは、ちょっと不思議な気分。
この続き、「楽曲解説その4」は
こちらで、
前回の「楽曲解説その2」は
こちらでどうぞ。
http://www.photofunia.com/
アルバム"Night Reverb"の二曲目は、
"I Play in the Temple, He Prays in the Yard"です。
このタイトルにも全く意味はありません。"play"と"pray"を本来の
意味と入れ替えたダシャレというかなんというか。
録音したドラムをループさせた上に、マリンバ音色のミニマルミュージック的な
フレーズをダビングしたリズムパターンが、この曲のアイディアの出発点。
そこに、スティールパンの音色でメロディとソロを重ね、シタール的な
弦楽器の音色で伴奏をつけて肉付けしました。更にカシシ(というのは、
シャカシャカと音のする打楽器、シェイカーみたいな物を想像して下さい)を
ダビング。このカシシの醸す生々しい雰囲気が、とても気に入っています。
スティールパン、シタールといった民族色の強い楽器音色を使った結果、
エスニックな雰囲気の強い仕上がりになり、そのサウンドが東南アジアの
寺院(?)を想起させたので、それが曲名に反映されました。
スティールパン(の音色のシンセ)のソロの後に、短いコンガソロが
登場します。ごく単純な演奏で、別に凝った事をやっている訳でも
なんでもないのですが、このソロが音色といいフレージングといい、
我ながらとても良い感じだと思います。
この続き、「楽曲解説その3」は
こちらで、
前回の「楽曲解説その1」は
こちらでどうぞ。
http://www.photofunia.com/