公開初日から好調に集客しているという「崖の上のポニョ」。
さすがジブリ・ブランドです。
縫いぐるみも売っているらしい。
が、色が赤い以外に全く共通点がありません。
日野日出志の漫画の様です。
今更ですが、パイレーツ・オブ・カリビアン全三作をぶっ通しで観ました(疲)
たった三作と言えばたった三作なのですけれども、一本当たり約二時間半と長尺な作品で、「猿の惑星」シリーズ全5作をたて続けに観るのに相当すると思われる満腹感がありました。一作目はなかなか面白かったのですが、二作目、三作目と回を重ねるに連れてストーリーがグダグダになっていき、特に三作目はかなりトホホな仕上がりでした。(お好きな方、申し訳ございません。)
一作目は、囚われのヒロインを救うというシンプルな物語が基底にあって非常に分かり易いのですが、二作目と三作目では、主要登場人物達がそれぞれに自分の都合を抱えて対立しあいながら行動するようになる。結果、いったい誰に感情移入して観たら良いかサッパリ分からず困り果てました。ヒロインを助けに行ったはずの主人公が結局ヒロインと反目しあったりもして、もう展開メチャクチャ(笑)。
映像的には、オオダコが船を襲うシーン(二作目)は大迫力、モノ凄い出来映えでした。これは観る価値アリかと思います。映画としては可もなく不可もなしのシンドバッド・シリーズが、ハリーハウゼンのストップモーション・アニメの付加価値で傑作扱いになるのに似た風情があります。
取りあえず、一作目に関しては普通に良く出来ていると思うので、未見の方は是非ご覧下さい。殺陣が凝っていて見応えあります。
チェコ出身のベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスの確かセカンド・アルバム、1970年作品です。ウェザー・リポート結成直前の録音で、ジョー・ザビヌル(elp)、ジョン・マクラフリン(g)、ビリー・コブハム(ds)が参加。
参加メンツの半分がウェザー・リポート要員なだけに、サウンドもそれっぽくて非常にカッコいいのですが、恐らくこれまで一度もCD化されていなかったと思います。ウェザー・リポート初期にヴィトウスとザビヌルがケンカ別れした事が影響し、ザビヌルがCD化にオーケーを出さないのだ、というような話も聞きますが、真偽のほどは不明です。単純に、ビトウスの方が嫌がっているのかもしれないし。
2000年代になってリリースされた、ウェザー・リポートの全歴史を俯瞰できる(はずだった)未発表ライブ盤、"Live and Unreleased"にもヴィトウス在籍期の音源が意図的に収録されていなかったりします。ザビヌルにとっても、ヴィトウスとの仕事は思い出したくない過去なのか。私的には、ヴィトウス在籍時代のWRサウンドが大好きなのですが。
話が逸れましたが、この「パープル」は一刻も早くCD化して欲しいアルバムのひとつです。今は手許にカセットしかないので、聴くに聴けない哀しい状況。
Miroslav Vitous "Purple"
ボブ・ジェームス1983年リリースの"Foxie"から、「マルコ・ポーロ」。サントリーウィスキーの懐かしいCMです。80年代には、ジャズ系ミュージシャンを起用したテレビ・コマーシャル(大概は洋酒CM)が結構ありました。ハービー・ハンコック、ロン・カーター、ちょっと毛色異なるところではマンハッタン・トランスファー、ラベック姉妹、etc...。
●レンタルビデオ屋のアクション映画コーナー、貸し出し人気の第一位は「ゴッドファーザー」でした。この映画を「アクション」に分類するのは、激しく間違っているのではないかと想った夏の日。
●「三丁目の夕日」廉価版単行本、今月のテーマは「朝顔」。昔の人々のたわいもない日常を切り取った一コマに詰まったノスタルジィ。
●ミネストローネを食べる。一般的な物はスープが透明だと思うのですが、これは生クリームが入っていて見た目も不透明、クリーミィな味わい。(画像ナシ)
●宮崎アニメの新作。特に関心なかったのですが、公開に先駆けてテレビでの露出が増えた所で急に興味が湧いてくる。ネットでの評判を見ると、このジャンルにしては、かなりアヴァンギャルドかつ非凡な出来映えの様。ちょっと楽しみになってきました。
ミナスのギタリスト、トニーニョ・オルタのファーストアルバム"TERRA DOS PASSAROS"(1979)が再発されます。10年ほど前に一度CD化されたものの、長らく廃盤状態の続いていた世紀の大傑作です。トニーニョのアルバム中でも一、二を争う出来映えというだけでなく、ミナス系、いやブラジル音楽全般の中でも屈指の名盤だと思います。探されていた方、この機会に迷わず購入を。
タワーレコードやHMVでは8月発売の様ですが、2008年7月現在、
disk union ですでに発売中の模様。
↓ちなみに、こちらは前回CD化の際のジャケット。結構気に入っています。(オリジナルのアナログとは異なった、CD用のデザインです。)
10年以上前、露店にて廉価で購入したニューエイジ・ミュージックのCD。久々に引っ張り出して、最近よく聴いています。誰が演奏しているというクレジットもないアルバムで、イルカの声、鳥のさえずり、川のせせらぎなどの自然音に乗って、シンセサイザーの奏でる無難かつ自己主張皆無の音楽が、時にフワフワと、時にミニマル的に、淡々と流れて行きます。これがなかなか心地良い。
「イルカ」、「癒し」、「ヒーリング」などという単語は、音楽を形容する言葉としてはある種の胡散臭さを漂わせてしまう場合があります。(とりあえずイルカに罪はない。)しかし、メロディーの良さ、コード進行の面白さ、演奏の質の高さなど、音楽の品質を計る評価基準として日頃用いている幾つかの事柄とはかけ離れたところで、こういう音楽の必然性はあるものだなと感じました。毒にも薬にもならない様な存在感のない音の羅列が延々と続いているだけなのですが、この「存在感の希薄さ」が本当にラクチンです。
ミュージシャンが自分の看板を掲げて作る音楽には、ほぼ確実に本人の価値観が投影され、いかに「存在感」のある音を生み出せるかどうかが焦点となる。そして、そこに共鳴共振したリスナーが彼または彼女の音を楽しむ訳です。しかし、自分の信念とか主張とかを一切投入しない音楽を作ったら(そんな事が可能なのかどうかはともかく)、それはそれで逆に面白そうな気がしました。
70年代半ばから休養状態だったマイルス・デイビスの待望の復帰作として、1981年にリリースされた一枚。リアルタイムでマイルスを聴くようになったのはここからです。もっとも、当時はマイルス何がいいんだかサッパリ分からなかった…。マーカスあんまりチョッパーしてないじゃねーの、みたいな阿呆でした。
後にリリースされた「スター・ピープル」(1983)を長年気に入っていたので、この"The Man with the Horn"とは長らくご無沙汰していました。最近、改めてハマっています。特に一曲目の"Fat Time"と、ラストの4ビート"Ursula"がツボ。次々と場面を切り替えて音楽を展開していくマーカス・ミラーのベースが滅茶苦茶カッコいいし、ビル・エバンス(sax)とマイク・スターン(g)も最高。スターンは、ソロも良いがバッキングがまたまたイマジネイティブ。この時のバンドメンバーは現在も大活躍中ですが、特にマイルスとやっている時期は神懸かり的に輝いている様な気がします。
晩年のマイルスは、80年代的ポップ・ミュージックに影響されたコンセプトを打ち出しますが、マーカス在籍時バンドの方向性をそのまま拡大発展させていく姿も見てみたかった。
「少林サッカー」のチャウ・シンチー新作、「ミラクル7号」観ました。どんなおバカ映画かと思って見たら意外や意外、泣ける感動作品でした。相変わらずの漫画的作風ではありますが、荒唐無稽な描写も含めて、よく出来ていると思います。
宇宙人(?)と少年の交流を軸に貧乏父子の日常を描くこの作品。なんといっても、宇宙生命体のミラクル7号が表情豊かでカワイイ。和みます。地球外生命と地球人のコンタクトというテーマは、既に様々な形で映画化されている訳ですが、こういう縫いぐるみ的な風体のエイリアンはスピルバーグでも思いつかなかった…。ラストシーンも笑えて泣ける感じで、大変結構でした。
主人公の少年を演じているのは、実は女の子だそうです。